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2012年12月31日 (月)

クワガタムシの種類別採集方法「ヒラタクワガタ」

オフシーズン企画として新カテゴリー「クワガタムシの種類別採集方法」を設置してクワガタの種類毎に採集方法を紹介して行きます。
基本初心者向けの記事ですがクワガタは地域で生態が微妙に変化していたりしますので中、上級者の方も目を通して頂けると新しい発見があるかもしれません。
なお私が採集を行う地域は次ぎの様な感じです。平地「愛知県西部、岐阜県南部、稀に三重県北部にも行きます。」低山地「岐阜県南部、三重県北部、稀に愛知県北部にも行きます。」高山地「岐阜県北部、稀に富山県南部と長野県西部にも行きます。

■野外活動では何が起こるか分りません。行動はくれぐれも慎重に自己責任でお願いします。当方は一切責任を負いませんのでご了解下さい。

今回のお題は「ヒラタクワガタ」です。※同所的あるいは比較的近場で採集可能な他の種類はスジクワガタ、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、等です。

先ず最初に、ヒラタは平地から低山地にかけて生息する低地性のクワガタです。温暖な気候を好み関東以北では極端に生息数が減少します。

関東地方では地球温暖化の影響で温暖な気候を好むヒラタクワガタは勢力を拡大しているそうです。

木曽三川の河川敷でヒラタクワガタが勢力を拡大しているのも樹林化の影響だけではないかもしれませんね。

採集シーズンの最盛期は6月です。※地域によって二週間ほど前後する場合もあります。

ではヒラタの居る場所を見つける方法を順を追って説明します。

一つ、河川敷。大河川の河川敷に広がるヤナギ林は小型個体が多いもののヒラタが多く見られます。木曽三川の河川敷は近年樹林化が進み中型のヒラタも多数採集できますし大型も稀に採集できます。※河川敷は足場が悪い所が多いので夜に採集する場合は昼間の間に十分な下見をして夜の間に新しい場所を開拓するのは止めましょう。

河川敷といっても範囲が広いので取り敢えずは自宅から近い地域を探索すると思いますが初めから探索区域として除外するべき地域は河口に近い葦原が広がる地域です(芦原の下をアカテガニやクロベンケイガニがうろうろしている所は完全にNGです。)。

次に優先して探索するべき場所ですが、うっそうとして広範囲に林が広がる所よりは川岸沿いに木が一列に並んでいる様な場所の端っこの木から探してみましょう。

柳の木に寄生していて樹液のでる原因に成っている虫はシロスジカミキリ、コウモリガ、スカシバガ、等の幼虫ですが、その虫達の卵を産む親は飛来し易い開けた場所の木に産卵するので樹液の出る木も自然に外縁部に生えている木になります。

樹液を出している樹を見つけたら次にヒラタが隠れている所を探します。ヒラタは潜洞性が強くシロスジカミキリの幼虫が開けた穴や部分枯れを起こした部位が枯死して出来た洞の中に隠れているのでペンライト等で洞の中を照らして探し出します。

上手くヒラタが見つかったら掻き出し棒で洞の中から引きずり出しますがヒラタの身体を傷つけない様に注して下さい(大抵は頭を入り口に向けていますのでお尻を突付けば出てきます。頭を奥に向けている場合は掻き出し棒の曲がった先端を顎の内側に掛けて引きずり出します。)。洞からクワガタを取り出すのは経験を積めば上達しますので数をこなして下さい。

どおしても洞から出せない場合や深い洞の奥に逃げ込まれた場合は夜を待って樹液を吸いに出て来た所を採集しましょう。※ヒラタの河川敷採集の場合は懐中電灯はヘッドライトタイプがあると重宝しますよ。

二つ、神社の鎮守の森など。お寺の庭園木、墓地の周辺の小規模林、等も含む小規模林。

愛知県西部と岐阜県南部の場合はヒラタが付くのは樫の樹なので日中に樹液の出る樹を探しておいて夜に樹液を吸いに来たヒラタを採集します。※樫の樹の洞は奥が深い物が多く日中に掻き出し棒で取り出すのは難しいです。

その他の地域ではクヌギ、コナラ、アベマキ、等の樹が生えていて樹液を出す原因の虫がボクトウガの幼虫の場合は樹皮のめくれが出来て、そこにヒラタが隠れられますので日中の採集も可能です。

三つ、低山地の森林。樫の樹に寄生するスカシバガが生息していれば樫の樹の多い森でも採集は可能かと思われますが私は経験が無いので確かな事は言えません。クヌギ、コナラ、アベマキ、等の樹が生えていて樹液を出す原因の虫がボクトウガの幼虫の場合はヒラタは生息している場合もありますが生息密度は地域差があるようです。

7月にミヤマ採集のついでに樹皮のめくれを覗いてヒラタが居ないか確認してヒラタが確認できたら翌年の6月に本格的に探索してみると良いかも知れません。

ヒラタ採集に必要な道具

ペンライト

 

LU-185はサイズ:約直径15×132mm 本体重量:約46gとコンパクトです。

SG-320はペンライトではありませんが汎用性が高いので私はヒラタ採集ではこちらを使用しています。

掻き出し棒

お料理ピックは先端を数ミリ、ラジオペンチ等で切り落としてからヤスリで丸くして先端から五ミリ前後、直角に曲げて使用します。

魚串は余り使う機会はありませんがお料理ピックと同様の加工をして使用します。※深い洞等に差し込んで使いますがあまりに深い洞だと大抵逃げられますし使う機会は稀です。

0.8mmのステンレスバネ線も先端を曲げて使いますが、これは小さい穴にヒラタが入っていてヒラタの身体と穴との間の隙間が狭い場合に使用します。

掻き出し棒は各自で工夫して色々試してみると良いですよ。

懐中電灯(LEDライト)

SF-352X3とSF-152X3は今後購入予定のモデルです。

SF-533XXは使用電池が単二なので電池スペーサーを使って単三を入れて使用していますがかなり軽くなって使い易いです(SF-533XXは生産終了でアマゾンでは取り扱い終了ですが一部のホームセンター等では未だ販売しています。)。

ヘッドライトタイプは現在使用中のモデルはGTR-931HでORX-513HとORX-234Hは今後購入予定のモデルです。

ヒラタをメインに採集するならヘッドライトはORX-513HかORX-234Hを購入した方が良いと思います。

捕獲ネット(改造磯玉網)

上の画像の商品と同様の物の網の部分を自作の物(下の画像の物。)に付け替えて使用します(柄の長さは4m前後と7m前後の物があれば大抵の場面で対応できると思います。)。

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網の支柱は三角錐を逆様にした形態で開口部の周辺にプラスチックの管を被せてあり樹の幹の上を下から上に滑らせてクワガタを開口部に落とし込む作りになっています。

虫除け

私は容器の頭部にスポンジが付いていて直接塗るタイプを好んで使用しています。※日中の探索では汗で流れてしまう場合もあるので携帯用の蚊取り線香も用意すると良いです。

長靴

ヒラタは湿度の高い所を好むので探索時も、それに対応した用意をしましょう。

その他

ポイズンリムーバー 蜂に刺されたり毒蛇に咬まれた時に毒を吸い出す器具。

ウォーターガン クワガタの付いている樹にスズメバチが居た場合にスズメバチに水を掛ける為の装備です。ハチは濡れると羽が乾くまで飛べなくなりますから安全に採集が続けられます。それに無意味な殺生をせずに済みますしね。

■アマゾンのリンクに関しては特にお勧めしている物以外は適当にセレクトしていますので下のサーチボックスから検索して予算に合わせた物を購入して下さい。

余り安すぎる物は「安物買いの銭失い。」になりますので予算に合わせて中間の価格帯から選択するのがベターかと思います。

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今後は作成済みのクワガタの種類別採集方法の記事にも「採集現場の画像」を追加していく予定ですがモチベーションが上がらないと「まぁ画像は保存だけしておいて次の冬になってからアップすれば良いか?」ってなってしまうので是非とも投票や評価やクリックをお願い致します。

それからアマゾンのリンクに関してですが私自身アマゾンを良く利用していて便利に感 じているのでリンクを張ってあるのですがブログの記事の作成自体も結構時間が掛かっていて出来れば多少は時間に対する対価も欲しいので可能でしたら、この ブログで紹介している物は貼ってあるリンクから直接購入して頂けるとありがたいです。※水中カメラを購入して水生生物の撮影とかしてブログで動画を公開す るとか出来ますし…。

 

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