ローゼンメイデンss最終話
取引に応じる事を翠星石に明言した水銀燈ついに蒼星石が目覚めるのか?
桜田家ではジュンと真紅と翠星石が物置の大鏡の前で水銀燈が来るのを待っていた。
「なぁ翠星石ほんとうに水銀燈はレンピカを連れて来るって言ったのか?」
「間違いないですぅジュンは翠星石の言う事が信じられないですかぁ?」
「いや、翠星石の言う事を信じない訳じゃないけど水銀燈って薔薇水晶と闘うようになる前は誰かの為に何かをするキャラじゃなかっただろ?」
「ジュン言いたいことは分るけれど水銀燈の心にも変化があったということなのだわ心の変化は人にもドールにも変わり無く在るものよ。」
「真紅・・・。ごめんそうだよな。」
「分ればいいのよジュン。」
「あっ鏡が光りだしたですぅ。」
翠星石がそう言うと同時に鏡のNのフィールドから水銀燈が出てきた。
「あ~らぁ皆さんお揃いの様ねぇ。」
「水銀燈よく来たですぅ早くこっちに来るですぅ。」
水銀燈の手を引いてリビングに向かう翠星石
「ちょっと翠星石ひっぱらないでくれる?」
水銀燈の言う事には耳を貸さずグイグイと水銀燈をリビングまで引っ張っていく翠星石
「さあ水銀燈いまから蒼星石にローザミスティカを入れるですからその後にレンピカにネジ穴に入るように言うですぅ。」
「翠星石そんなに慌てなくても先ずは水銀燈には紅茶でも頂いて貰ったほうが良いのではなくて?」
「真紅気遣いは無用よ私もこんな所に長居したくないから早く事を進めて頂戴。」
「水銀燈も急いでるみたいだから早く始めるですぅ。でわぁローザミスティカを蒼星石の胸の前にかざすですぅ。」
やがて翠星石の手から離れたローザミスティカは淡い光を放ちながら蒼星石の中へと入っていく
「レンピカ」
水銀燈が蒼星石の人工精霊に呼びかけるとチカチカ光りながらゼンマイを巻く穴の中に入っていった
「蒼星石が光ってる何度見ても神秘的な光景だなぁ・・・。」
感動しているジュンを真紅が微笑みながら見ている
「う~ん。あれ僕は今までどうして・・・。」
「蒼星石が目覚めたですぅ。」
目覚めた蒼星石に抱きつく翠星石その頬には涙が伝っていた
「ほら水銀燈これが約束の五つのローザミスティカよ。」
「真紅このお守り袋は何?」
「ローザミスティカをそのお守り袋に入れて貴女のミーディアムに肌身離さず持っている様にさせておくと良いわ。」
「一つのドールに別々の製作者が作ったローザミスティカを入れると薔薇水晶の様にドール自体が崩壊する危険があるかもしれないんだ。」
真紅が水銀燈に指示した事の理由を語るジュン
「真紅あなた達・・・。」
「ごめんなさい水銀燈あなたのローザミスティカを取り込んだ時に貴女の記憶を見てしまったの。」
「そういう事・・・真紅こんな事でこの水銀燈に貸しを作ったと思わない事ね。この取引はあくまで対等なのよ。」
「分っているわ水銀燈この一件で貸し借りは無しよ。」
「分れば良いわ私はもう行くわよ。」
「ええ。さようなら水銀燈。」
大鏡からNのフィールドの中へ消えていく水銀燈
「翠星石もう分ったから離してよ・・・。」
「蒼星石。蒼星石。蒼星石。」
蒼星石に抱き着いて涙声で蒼星石の名前を連呼する翠星石、蒼星石は仕方ないなと云う表情で翠星石の頭を撫でていた
「真紅すまないけど僕が水銀燈に倒された後の事を話してくれないかな?」
「分ったわ蒼星石・・・。」
これまでの成り行きを蒼星石に語る真紅
「そうだったのか・・・僕はまんまと薔薇水晶達の策略に嵌ってしまった訳だ・・・。」
「気にするなよ蒼星石いちばん悪いのはラプラスの魔なんだから。」
「ありがとうジュンくん。」
「それで蒼星石はこれからどうするの?」
蒼星石にこれからの事を尋ねる真紅
「そうだなお父様がアリスの誕生を望んでいる事に変わりが無いならジュンくん達のローザミスティカ作りを手伝うよ。」
「それでは明日からまた調べ物が大変ねジュン?」
「ぐ・・・。」
「ジュンは翠星石がとことんシゴイテヤルですぅ。」
「翠星石おまえさっきまで泣いてたくせに・・・。」
「う、ウルサイですぅ。」
その頃Nのフィールドの何処かでジュン達の様子を伺っていた者達が居た
「おやおやローゼンメイデンとそのミーディアムの皆さんはローゼンと同等の能力のローザミスティカを新たに作り上げる事を目標に設定したようですねぇ。」
「貴方もまたちょっかいを出す気なの?」
「勿論ですとも折角新たな玩具が見つかったのですから。」
「いやな性格ね。それよりも読者が貴方は何者なのか知りたがってるわ。」
「これは失礼しました。私めはラプラスの魔に御座います。所で読者は貴女が何者なのかも知りたがってますよ?」
「ソレは秘密です。」
「ソレは残念です。では皆さんこの劇はこれにて一時終幕となります。ごきげんよう。」
「ごきげんよう。」
おわり
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